診療科のご案内

外 科

鏡視下手術(腹腔鏡および胸腔鏡手術)

2008年から腹腔鏡や胸腔鏡による手術は毎年30例から50例行っています。その内訳は下記の表の如くです。特に、虫垂炎、ヘルニア、胆石症などの良性疾患は、癒着や炎症が強い症例でなければできるだけ腹腔鏡の手術で施行しており、手術途中で開腹手術に移行せざるを得ない症例は約2 割です。腹腔鏡で施行できた場合は手術創の痛みが少なく入院期間も短く早く退院できる場合が多いです。胃癌や大腸癌については、腹腔鏡の手術適応は現在のガイドラインでは早期の胃癌や大腸癌とされており、当院では進行癌が多く腹腔鏡手術の適応とされる早期癌はやや少ない傾向にあります。進行癌でも腹腔鏡で施行されて施設も多いですが、やはりリンパ節廓清などが不十分であり再発率の増加が懸念されますので、当院では進行癌は開腹手術で施行しています。当院でも早期癌であれば腹腔鏡の手術で施行し術後の創部痛も楽であり入院期間も短くなります。

  2008 2009 2010 2011 2012
虫垂切除術 5 12 24 8 5
ヘルニア根治術 5 13 19 14 11
胆摘術 11 11 6 13 11
胃十二指腸手術 2 0 1 1 1
大腸手術 4 2 5 4 2
ブラ縫縮術 0 0 4 2 4
合計 27 38 59 42 34

外来化学療法について

2006年の厚生労働省の発表によりますと、『日本人の2人に1人が癌になり3人に1人が癌で亡くなる』 と言われています。また、同時にがんの2015年問題では、『3人に2人が癌になり、2人に1人が癌で亡くなる』時代が来るとも言われています。高齢化に伴い癌患者の発生率が増加し、同時に抗がん剤の奏効率の増強と副作用の軽減のために化学療法施行患者数は年々増加しています。以前のように『抗がん剤はしんどくて吐きまくる。』というイメージはなく、少ない投与量で間隔を開けて副作用を軽減しできるだけ通院で行う方法が主流になっています。そのかわり投与期間は長くなる事が多いですが、比較的楽に行う事が出来ます。費用については高額な薬もありますが、高額医療費負担の申請で最低限の費用で行う事が出来ます。また、抗がん剤の費用は介護保険とは別になるので、高齢の老健施設の患者さんでも家族が化学療法を希望される事が多くなっています。

その投与患者数は経口薬と注射薬があり断続的に投与されるため詳細に把握するのは困難ですが、外来点滴室での注射での化学療法の延べ総数について下記に表記しました。外来で注射薬での化学療法を施行した延べ患者数は、胃癌、大腸癌、乳癌の三大がん疾患について概算で210件でした。一昨年、昨年と97例、198例と年々増加しています。

外来での化学療法は1週間から3週間の割合で2時間から3時間に及ぶ点滴を行う必要がありますが、専任の薬剤師と看護師が対応し安全にスムースに行う事が出来るようになっています。またその間は写真の様なリクライニングチェアーで患者様ができるだけ楽に行える様にしています。

  2010 2011 2012
胃癌 18 12 0
大腸癌 15 128 140 
乳癌 64 58 70
合計 97 198 210

抗がん剤の投与薬剤や投与方法も今は患者さんのニーズに合わせた治療法が選択される時代です。他院で手術をされて癌が再発されている方や、高齢で癌があるが手術をしたくなく抗がん剤で治療したいという方など、抗がん剤の治療でお悩みの方は気軽に外科を受診下さい。

 

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中心静脈埋め込みポート設置術

寝たきりや意識状態が悪くなった方には、胃瘻という胃に腹壁からチューブを挿入する経腸栄養治療が非常に多く行われています。内科と外科で内視鏡下に年間何例もの胃瘻造設術を行っています。詳細は内視鏡部の項目を参照下さい。しかし、胃などの消化管の手術を施行されている方や胃から食道への逆流があり肺炎を起こす方は、胃瘻の適応ではなく中心静脈という太い血管にチューブを挿入してカロリーの高い点滴を投与する高カロリー輸液という栄養法が行われます。そのチューブの根本にポートという小さなボックスを接続し皮下に埋め込む中心鏡脈ポート埋め込み術という小手術が、胃瘻と同様に流用されています。また、注射による抗がん剤投与時に持続静注のために48時間このポートから薬剤を投与する場合にもこのポートが必要です。投与する薬剤や点滴は異なりますが、挿入するチューブと埋め込むポートは同じ方法です。右図のようなチューブとポートを埋め込んで留置します。皮膚の上からポートに針をさせば簡単に抗がん剤や高カロリーの点滴を投与することが出来、手足に血管がなくて何度も針を刺さないといけない方も痛い思いをしなくて済みます。右図の様なシェーマになります。手術は局所麻酔で1時間ほどで行えますし、1週間ほどで傷が治れば普通に入浴が可能です。
この中心静脈ポート埋め込み術は、栄養療法としてのポート挿入と抗がん剤のためのポート挿入の両者を併せて年間30例から50例施行しています。食事が取れなくて栄養投与が必要な方で胃瘻がうまく行かない方は(胃瘻をご希望の方も内科または外科を受診下さい。)ご相談下さい。

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外科部長村田 尚之
専門分野一般外科
紹介を希望する疾患一般外科疾患
興味のある分野一般外科
認定資格認定産業医
所属学会日本外科学会、日本臨床外科学会、日本消化器外科学会、日本肝胆膵外科学会、日本消化器病学会、日本腹部救急医学会、日本小児外科学会、日本産業衛生学会
出身大学兵庫医科大学
主な経歴
平成5年 兵庫医科大学 第一外科 入局
平成7年9月~平成11年2月 尚和会 宝塚第一病院 外科 
平成11年3月~平成15年8月 徳永診療所
平成15年9月~平成17年3月 晋真会 ベリタス病院 外科
平成17年4月 尚和会 宝塚第一病院 外科
一言できる限り迅速な対応で、患者さまの苦痛を取り除くことを目指し、日々診療にあたっております。

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外科医長三嶋 康裕
認定資格医学博士
所属学会日本外科学会、日本消化器外科学会、日本消化器内視鏡学会

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医師豊坂 昭弘
認定資格医学博士、日本外科学会指導医、日本小児科外科学会指導医、日本胸部外科学会指導医、日本消化器病学会指導医、日本消化器外科学会指導医、日本肝臓学会専門医

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医師安藤 達也
専門分野肝胆膵疾患、癌疾患(胃癌、大腸癌、乳癌等)消化器疾患、腹腔鏡手術、外科疾患
興味のある分野救急疾患、外科疾患、消化器疾患、肝胆膵疾患、癌疾患
認定資格医学博士、日本外科学会指導医専門医、日本消化器外科学会指導医専門医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓病学会専門医、麻酔科標榜医、日本がん治療認定医機構認定医、日本静脈経腸栄養学会TNT認定医、内痔核治療研究会ジオン認定医、近畿外科学会評議員
所属学会日本外科学会、日本消化器外科学会、日本小児外科学会、日本肝胆膵外科学会、日本内視鏡外科学会、日本臨床外科学会、日本外科系連合学会、日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓病学会、日本胆道学会、日本大腸肛門病学会、日本腹部救急学会、日本超音波学会
出身大学兵庫医科大学
主な経歴1985年6月 兵庫医科大学第一外科 研修医
1987年10月 宝塚市立病院 外科 レジデント
1990年10月 兵庫医科大学第一外科 医員
1995年10月 兵庫医科大学第一外科 助手
1999年10月 宝塚第一病院 外科部長
趣味読書
一言『患者さんを自分の母親と思え!』がモットーです。

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医師尾崎 尚志
認定資格日本外科学会認定医

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医師鈴村 和大
専門分野外科
認定資格医学博士、日本外科学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、麻酔科標榜医、日本肝臓学会専門医、日本がん治療認定医機構認定医、日本消化器病学会専門医、日本消化器外科学会専門医、日本超音波医学会専門医、日本大腸肛門病学会専門医、日本肝胆膵外科学会高度技能専門医
所属学会日本外科学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会、日本消化器病学会、日本消化器外科学会、日本超音波医学会、日本大腸肛門病学会、日本肝胆膵外科学会
出身大学兵庫医科大学

医師加々良 尚文

 
AM9:00~12:00部長
村田
安藤尾崎医長
三嶋
部長
村田
医長
三嶋
PM2:30~ 5:30
(受付は5:00まで)
交代制加々良尾崎交代制鈴村 

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